遺産分割協議とは?誰が預金を相続するか決める銀行相続の重要ポイント

目次

はじめに|なぜ銀行相続で「遺産分割協議」が必要なのか

銀行相続は、原則として次の流れで進みます。

  • 相続人の確定(戸籍の収集)
  • 銀行口座の調査(相続財産の把握)
  • 相続放棄の有無の確認
  • 遺産分割協議
  • 銀行へ相続手続きの申出
  • 必要書類の提出・審査
  • 口座解約・払戻し

この中で、相続人同士で必ず行う話し合いが「遺産分割協議」です。

遺産分割協議とは、誰が・どの財産を・どの割合で相続するかを決める手続きです。

銀行預金についても、相続人が複数いる場合は、原則として遺産分割協議が成立していなければ、解約や払戻しはできません。

本記事では、銀行相続において重要となる遺産分割協議の基本、進め方、注意点を分かりやすく解説します。

遺産分割協議とは何か(銀行相続との関係)

遺産分割協議とは、相続人全員で話し合い、相続財産の分け方を決める手続きです。

銀行預金は、相続開始と同時に相続人全員の共有状態になります。

そのため、

  • 誰か一人が勝手に解約する
  • 一部の相続人だけで手続きを進める

といったことはできません。

銀行は、相続人全員の合意があることを、遺産分割協議書などの書類で確認したうえで手続きを行います。

遺産分割協議が必要になるケース・不要なケース

遺産分割協議が必要なケース

次のような場合は、遺産分割協議が必要になります。

  • 相続人が複数いる
  • 遺言書が存在しない
  • 預金を特定の相続人が取得する

銀行相続では、このケースが最も多く見られます。

遺産分割協議が不要なケース

一方、以下の場合は遺産分割協議が不要です。

  • 有効な遺言書があり、預金の承継者が指定されている
  • 相続人が一人しかいない

ただし、遺言書がある場合でも、形式不備や内容不明確な場合は、銀行から協議書を求められることがあります。

遺産分割協議で決める内容(銀行預金の場合)

銀行預金に関する遺産分割協議では、主に次の点を決めます。

  • どの銀行の口座を
  • 誰が相続するのか
  • 全額取得か、分割するのか

複数の銀行口座がある場合は、銀行ごと・口座ごとに整理して決めることが重要です。

曖昧な内容のまま協議書を作成すると、銀行手続きで受理されないことがあります。

遺産分割協議書が銀行で必要になる理由

銀行が遺産分割協議書を求めるのは、後日のトラブルを防ぐためです。

銀行は、

  • 相続人全員の合意があるか
  • 署名・実印押印がそろっているか
  • 内容が明確か

これらを厳格に確認します。

協議書に不備があると、追加書類の提出や、再作成を求められ、相続手続きが大幅に遅れる原因になります。

遺産分割協議を進める際の注意点

相続人全員が参加しているか

相続人の一部が欠けたまま行った協議は無効です。

相続人調査が完了してから協議を行いましょう。

相続放棄との関係を確認する

相続放棄をした人は、最初から相続人ではなかったものとして扱われます。

放棄者を含めて協議を行うと、その協議は無効になる可能性があります。

内容は具体的・明確に

「預金は長男が相続する」といった曖昧な表現ではなく、

  • 銀行名
  • 支店名
  • 種別
  • 口座番号(または特定できる情報)

まで明記することが重要です。

まとめ|遺産分割協議は銀行相続の要となる手続き

遺産分割協議は、銀行相続を進めるうえで避けて通れない重要な手続きです。

  • 相続人調査
  • 財産調査
  • 相続放棄の確認

これらが整った後に、初めてスムーズな協議が可能になります。

銀行の相続手続きは銀行相続専門の行政書士にご相談ください

遺産分割協議では、内容の整理や書類作成の段階でつまずくケースも少なくありません。

「どのように分ければいいのか分からない」
「銀行に行かずに手続きを進めたい」

このような場合は、銀行相続を専門に扱う行政書士に相談することで、手続きを円滑に進められることがあります。

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