車の購入時にローンを利用している方は多く、北九州市でも「ローン中の名義変更はできますか?」という相談は非常に多い質問です。
実は、ローン中の車は「名義変更できるケース」と「できないケース」があり、状況に応じて手続き方法も変わります。
本記事では、北九州市(門司区・小倉・八幡・若松)で自動車登録手続きを行う行政書士が、ローン中の車の名義変更に関する注意点とよくあるトラブル対策 を分かりやすくまとめました。

北九州市で自動車登録手続きが必要な方へ
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■ そもそも「ローン中の車」は誰の名義になっている?
車をローンで購入した場合、次のどちらの名義になっているかで手続きが大きく異なります。
パターン① 所有者がディーラーやローン会社(割賦販売の場合)
車検証の「所有者」欄に
- ディーラー
- 信販会社(オリエントコーポレーション、ジャックスなど)
が記載されているケースです。
この場合、車の「所有権」はローン会社が持っており、返済が終わるまで自由に名義変更ができません。
パターン② 所有者が本人になっている場合(自社ローン等)
車検証の「所有者」欄に自分の名前があれば、ローン中でも名義変更OK です。
最近は「残価設定ローン」や「自社ローン」で本人名義のケースも増えています。
■ ローン中の名義変更が「できるケース」「できないケース」
名義変更できるケース
- 所有者欄が本人になっている
- ローン会社に事前承諾を得ている
- 車の完済証明(所有権解除)が取れる
名義変更できないケース(最も多い)
- 所有者欄が ディーラー・信販会社のまま
- ローンの支払いが残っている
- 所有権解除に必要な書類がそろわない
所有権がローン会社にある場合、名義変更には必ずローン会社の協力が必要 です。
■ よくあるトラブルと対処法
北九州で実際によく相談されるケースを整理しました。
① 所有権解除がもらえない
最も多いトラブルです。
ローン会社が、次の書類を発行してくれなければ名義変更できません。
- 譲渡証明書
- 委任状
- 印鑑証明書
返済が残っていると原則発行不可 です。
→ 対処法:完済するか、残債の一括精算が必要。
② 本人名義と思っていたら、実はローン会社名義だった
車検証を確認したら…
所有者:○○信販
使用者:本人
というケース。
→ 対処法 名義変更前にローン会社へ問い合わせ。完済されていない場合は所有権解除不可。
③ 売却予定なのに名義変更できない
買取店に行って「所有権がついてますね」と言われるケース。
→ 対処法 買取店がローン会社と交渉してくれる場合もあるが、最終的には残債の精算が必要。
④ 親族への譲渡でトラブル(書類が揃わない)
「子どもに譲りたい」「旦那名義から妻名義に変えたい」という家庭内の名義変更でも、所有権がローン会社のままなら不可。
→ 対処法 ローン残債の完済か、ローン会社の承諾が必須。
⑤ 相続手続きで名義変更が必要だが、所有権がローン会社のまま
北九州では非常に多いケース。相続人が車を使いたくても、所有者が信販会社のままだと名義変更不可。
→ 対処法 相続人が残債を完済 → 所有権解除 → 名義変更の順で進む。
■ ローン会社の「所有権解除」に必要な書類
完済後でも、所有権解除には以下の書類が必要です。
- 使用者の承諾書
- 使用者の印鑑証明書(発行から3月以内)
- 車検証のコピー
- 使用者の身分証
- 残債調査照会依頼書の原本
- 住民票、戸籍謄本
※会社によって、必要書類や郵送対応・窓口対応に違いがあります。
所有権解除をすることで、その後の名義変更手続きに必要な所有者側の書類を取得できます。(譲渡証明書や委任状など)
■ 名義変更時に必要な書類(一般的なケース)
名義変更(移転登録)には以下の書類が必要です。
- 車検証
- 譲渡証明書
- 印鑑証明書(旧所有者・新所有者)
- 委任状
- 自動車保管場所証明書(車庫証明)
- 手数料納付書
- 登録申請書
■ ローン中の名義変更は「普通車」と「軽自動車」で違う
普通車の場合
- 所有権解除が必須
- 北九州運輸支局で手続き
- 封印作業が必要
- 車庫証明が必要
普通車の名義変更手続きの流れや詳細を知りたい方は下記記事をご覧ください。

軽自動車の場合
- 所有権解除は不要※
- 軽自動車検査協会で手続き
- 封印なし
- 車庫証明不要(届出は必要)
※軽自動車所有者承諾書は2025年7月より不要になりました。ディーラーに所有権解除したい旨を連絡し承認通知がくれば今まで必要であった「軽自動車所有者承諾書」は不要です。
基本的に住所変更の手続きと同じですので、下記記事を参考にご覧ください

■ 名義変更ができない場合の「代替策」
① 車を売却し、残債を精算する
買取店でローン会社と直接やり取りしてくれる場合があります。
② 名義変更せず、使用者だけ変更する(例外的対応)
ただし、ローン会社の承諾が必要となります。
③ 家族間で利用しているだけなら、そのままでも使用可
ただし、事故・保険の問題があるため注意が必要です。
■ 北九州で名義変更をする際の注意点
北九州運輸支局は以下の時間帯が混雑します。
- 午前 10:00〜11:00
- 午後 13:00〜15:00
- 月末・週明け
平日に仕事をしている方は窓口に行くのが難しいため、代行依頼の多い手続きです。
■ 行政書士に依頼するメリット
① 平日に運輸支局へ行く必要がない
仕事を休まずに手続き可能です。
② ローン状況を踏まえた事前アドバイス
「所有権解除できるか?」を最初に見極めます。
③ 書類不備を防げる
譲渡証明書・委任状・車庫証明などを確実に整えます。
④ 封印・ナンバー変更まで一括対応
北九州市全域対応可能。
■ 実費法定費用
- 名義変更手数料:500円
- 車庫証明:2,200円
- ナンバー代:約2,000円
※行政書士費用は事務所ごとに変動します。
■ まとめ
ローン中の車の名義変更は、所有権(所有者欄)が誰か?によって手続きが大きく変わります。
- 所有者が本人 → 名義変更できる
- 所有者がローン会社 → 原則できない
- 所有権解除が必要
- 書類がそろわなければ手続き不可
- 売却・譲渡・相続時にトラブルが多い
北九州市内では実際、トラブルが起きてから相談される方が多いため、早めの確認がおすすめです。
■ ローン中の車の名義変更でお困りの方へ
行政書士74事務所では、所有権解除の確認 → 書類作成 → 車庫証明 → 運輸支局での名義変更 → 出張封印まですべて一括で対応しています。
北九州(門司、小倉、八幡、若松)で手続きが必要な方は、お気軽にご相談ください。
自動車登録手続き・車庫証明代行サイトは下記より
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