今回は、みずほ銀行の相続手続きについて解説します。
みずほ銀行は国内461ネットワーク、海外に82ネットワークを要する日本の三大メガバンクの1つです。
どこにでもある銀行なので口座の開設をしている人もおられるのではないでしょうか?
以前まで下関市と門司港にもありましたが、現在、下関出張所と門司出張所は北九州市店内に移転されていますので、手続きをされる方は北九州支店に来店するように気を付けましょう。
みずほ銀行をメインバンクとして利用し、相続財産に多額の預金があれば、早急な対応をしないと残された相続人の生活も脅かされることとなります。
本記事をご覧いただき、みずほ銀行の相続手続きについてイメージを持っていただくことでスムーズに手続きを進めることができます。
分かりやすく端的に開設しておりますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
みずほ銀行の相続手続き 解約・払戻し手続きの手順
①みずほ銀行に問い合わせ
被相続人が開設していた口座の支店に問い合わせをします。
直接来店をしてもいいですし、電話で問い合わせても構いません。
ただ、直接来店する場合にも待たされることがあるので、電話で予約して行った方がスムーズに手続きができます。
②必要書類の準備
払戻し手続きに必要な書類の準備をします。
遺言書がある場合とない場合で必要書類が違いますので、よく確認しましょう。
遺産分割の場合の必要書類
- 被相続人の16歳の誕生日以降から死亡するまでの戸籍謄本等(除籍謄本・改正原戸籍・戸籍謄本)
- 相続人全員の戸籍謄本(全部事項証明書)
- 相続人全員の印鑑登録証明書
- 遺産分割協議書
- 相続関係届書(みずほ銀行所定の様式)
- 被相続人の通帳・キャッシュカード
※戸籍謄本等の代わりに法定相続情報一覧図でも可能
※印鑑登録証明書は発行より6ヶ月以内のもの
遺言書がある場合の必要書類
- 被相続人の除籍謄本
- 遺言執行者の印鑑登録証明書
- 被相続人の相続預金を受取る相続人の印鑑登録証明書(遺言執行者がいない場合のみ)
- 遺言書(原本)
- 遺言書検認調書謄本(公正証書もしくは遺言書保管制度の利用をしていない場合)
- 相続関係届書(みずほ銀行所定の様式)
- 被相続人の通帳・キャッシュカード
※戸籍謄本等の代わりに法定相続情報一覧図でも可能
※印鑑登録証明書は発行より6ヶ月以内のもの
③必要書類の提出
ステップ②の必要書類をみずほ銀行に提出します。
口座開設の支店もしくは最寄りのみずほ銀行の窓口で構いません。
予約をしておくと時間の節約ができスムーズに手続きができます。
取引内容によっては郵送でできる場合もありますが、その際は個別の状況によってきますので、みずほ銀行に確認ください。
必要書類がすべて揃っているかの確認をしてから提出しましょう。
④払戻し手続き
不備がなければ、申請からだいたい1週間程でみずほ銀行から相続人代表者へ『手続き完了通知』と『解約済みの通帳』が届きます。
自分の口座に振込まれているか確認して、各相続人の口座へ遺産分割協議書もしくは遺言書の指定のとおりの持分割合の金額を振込みましょう。
最後に各相続人に手続きが完了した旨の通知と確認のお願いを伝えると、その後のトラブルを回避できます。
まとめ
今回は、みずほ銀行の相続手続きについて解説しました。
みずほ銀行は窓口で対応してくれますが、混み合っていると待たされてしまうので予約して来店するのが無難です。
書類に関しても戸籍謄本は、被相続人の16歳から死亡するまでの戸籍謄本でよいので、他行と比べると戸籍の収集がしやすいかと思います。
1つ1つの書類の準備を確実に行なっていきましょう。
当事務所は相続専門の行政書士として下関・北九州にお住まいの方の相続に関するサポートをさせて頂いております。
冒頭でお話ししましたとおり、以前まで下関と門司港にあった下関出張所と門司出張所は現在、北九州市店内に移転されています。
下関市周辺の方で手続きをするのに小倉まで足を運ぶのは大変だと思いますので、みずほ銀行の相続手続きのことでお困りの方はこの機会にご相談ください。
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