はじめに|なぜ「銀行への相続手続きの申出」が必要なのか
銀行相続は、次の流れで進みます。
- 相続人の確定(戸籍の収集)
- 銀行口座の調査(相続財産の把握)
- 相続放棄の有無の確認
- 遺産分割協議
- 銀行へ相続手続きの申出
- 必要書類の提出・審査
- 口座解約・払戻し
①〜④までの準備が整った後、実際に銀行の相続手続きを動かすために必要なのが「相続手続きの申出」です。
相続が発生しても、銀行へ申出を行わなければ、相続手続きは始まりません。
本記事では、銀行相続における相続手続きの申出とは何か、いつ・どこで・何をするのかを初心者の方にも分かりやすく解説します。
銀行への「相続手続きの申出」とは何をするのか
銀行への相続手続きの申出とは、口座名義人が亡くなった事実を銀行に伝え、相続手続きを開始してもらう行為です。
具体的には、
- 被相続人が亡くなったことの届出
- 相続手続きの受付
- 銀行所定の相続関係書類の請求
を行います。
この申出を行うことで、銀行は相続対応部署へ案件を回し、正式な相続手続きがスタートします。
相続手続きの申出は「いつ」行うべきか
相続手続きの申出は、相続人・財産・相続放棄・遺産分割の内容がある程度整理された段階で行うのが理想です。
準備が不十分なまま申出を行うと、
- 何度も追加書類を求められる
- 窓口と何度もやり取りが発生する
- 手続きが長期化する
といった原因になります。
そのため、①〜④の手続きを経たうえで申出を行うことで、銀行相続をスムーズに進めることができます。
相続手続きの申出方法(窓口・電話・郵送)
銀行への相続手続きの申出方法は、金融機関によって異なりますが、一般的には次のいずれかです。
窓口での申出
- 取引店または最寄りの支店で対応
- 事前予約が必要な場合あり
電話での申出
- 相続専用ダイヤルが設けられている銀行も多い
- 書類は後日郵送で受け取る
郵送での申出
- 相続届出書を郵送で提出
- 高齢者や遠方の相続人に多い方法
申出の際は、通帳・キャッシュカード・被相続人の氏名や生年月日が分かる資料を手元に用意しておくとスムーズです。
相続手続きの申出を行うとどうなるのか
銀行へ相続手続きの申出を行うと、次の流れになります。
- 口座の利用停止(凍結)
- 相続手続きに必要な書類一式が送付される
- 書類提出後、銀行での審査が開始される
※すでに死亡届が提出されている場合、申出と同時に口座が凍結される点には注意が必要です。
相続手続きの申出でよくある注意点
口座凍結のタイミング
公共料金や引落しがある場合は、申出前に支払い方法の変更を検討しましょう。
代表者を誰にするか
銀行とのやり取りは、相続人代表者が一人決められることが多いです。
銀行ごとの対応の違い
同じ相続でも、銀行ごとに提出書類や進め方が異なるため注意が必要です。
まとめ|銀行への申出は「準備が整ってから」が成功のカギ
銀行への相続手続きの申出は、銀行相続を正式にスタートさせる重要なステップです。
- 相続人が確定している
- 相続財産が把握できている
- 相続放棄の有無が明確
- 遺産分割の内容が決まっている
この状態で申出を行うことで、その後の手続きをスムーズに進めることができます。
銀行の相続手続きは銀行相続専門の行政書士にご相談ください
銀行への申出後は、銀行ごとの書類対応や追加確認が続きます。
「何をどこまで準備すればいいのか分からない」
「銀行とのやり取りをまとめて任せたい」
そのような場合は、銀行相続を専門に扱う行政書士に相談することで、手続きの負担を大きく減らせることがあります。
銀行相続手続きサポートの詳細はこちら


