【北九州市】戸籍が揃わず銀行に何度も通うことになったケース|相続手続きの落とし穴を行政書士が解説

目次

■ はじめに

北九州市(門司・小倉・八幡・戸畑・若松)で銀行相続のサポートをしていると、「戸籍が揃わず銀行に何度も往復することになった」という相談が非常に多いです。

特に下記のような方に起こりやすい傾向があります。

  • 相続手続きが初めて
  • 本籍が移動している家系
  • 兄弟姉妹が多い
  • 死亡した方が若い頃に転籍を繰り返している
  • 離婚・再婚がある
  • 相続人の戸籍に“抜け”がある

戸籍は「ただ集めればいい」ものではなく、銀行が求める“すべての時代の戸籍”を漏れなく揃える必要があります。

今回は、実際の相談を基にした“モデルケース”を用いて、戸籍不足で銀行手続きが止まってしまう具体例とその対策をわかりやすく説明します。

北九州市で銀行相続の手続きが必要な方へ

✔ 忙しくて役所・銀行に行く時間がない
✔ 必要書類が多くて準備できない
✔ 相続人が遠方で手続きが進まない
✔ 専門家に全て任せたい

このようなお悩みは、当事務所がワンストップで解決します。出張費無料で北九州全域に対応しています。

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■ 結論|銀行相続は「戸籍が揃っているか」が9割を決める

銀行相続の基本ルールは明確です。

✔ 被相続人の出生から死亡までの“すべての戸籍”
✔ 相続人全員の現在戸籍

が揃っていなければ絶対に手続きは進みません。

しかし、実務ではこの「すべての戸籍」の意味を誤解してしまい、

  • 古い戸籍を取っていなかった
  • 除籍が必要なのを知らなかった
  • 改製原戸籍を取っていなかった

ことで “銀行の窓口で止められる” ケースが非常に多いです。銀行は相続人以外の人に払い戻しをしてしまうリスクを懸念しているからです。

■ 実例 北九州市門司区の相談者が銀行に3回通うことになったケース

◆ 亡くなった方

北九州市門司区在住の80代女性

◆ 主な財産

  • ゆうちょ銀行
  • 北九州銀行
  • 西日本シティ銀行の普通預金

◆ 相続人

  • 長男:北九州市内
  • 次男:福岡市在住
  • 長女:関東で結婚し在住

家族の認識としては「現在の戸籍だけあれば良い」と思っていました。

しかし…

◆ 1回目 銀行窓口へ → 「戸籍が足りません」

ゆうちょ銀行に提出したところ、

「出生から死亡までの連続した戸籍が必要です」
と言われ、取り直しに。

この時点で相談者は初めて

  • 改製原戸籍
  • 除籍
  • 除かれた戸籍
  • 本籍地を辿る作業

が必要だと知りました。


◆ 2回目 古い戸籍を追加して再提出 → それでも不足

さらに窓口で言われたのは、

  • 北九州市に来る前の“若い頃の本籍地”の戸籍
  • 結婚前の戸籍
  • 父母の記載がある古い除籍

でした。

特に今回は、昭和改製(昭和32年)前の戸籍が必要だったため、戸籍の取得に時間がかかりました。

◆ 3回目 ようやく書類が揃い手続き開始

すべて揃った後は手続きがスムーズでしたが、「最初から必要な戸籍を理解していれば…」という典型的なケースです。

このように、戸籍不足による“二度手間・三度手間”は非常に多いです。

■ 銀行が求める“戸籍のセット”は実は複雑

銀行が必要とする戸籍は下記のとおりです。

① 被相続人の「出生から死亡までの連続した戸籍」

つまり…

  • 現在の戸籍(亡くなった後の除籍謄本)
  • 改製原戸籍(平成・昭和)
  • さらに旧字体の戸籍がある場合はそれも必要

本籍が移動している場合は、移転先を辿り戸籍をすべて取得します。

② 相続人全員の現在の戸籍

兄弟姉妹相続になると戸籍が増えます。

特に北九州市では姉妹の“婚姻による改姓”が多く、戸籍が複数に分かれやすいのが特徴です。

■ 戸籍集めが難航する北九州ならではの理由

✔ 戸籍の改製や統合が多かったエリア

→ 昭和の戸籍が残っている家系が多い

✔ 市外・他県へ転籍しているケースが多い

(例:福岡市・大分・山口・広島・関東へ移住)

✔ 兄弟姉妹が多く、婚姻による戸籍分離が複雑

✔ 旧地名・合併前の地域が絡む戸籍が残っている

(特に門司・若松・小倉は複雑)

■ 戸籍準備を完了させるための“3つのポイント”

① 銀行に行く前に必要書類を確認する

銀行によって必要書類が異なるため、

  • 北九州銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 福岡銀行
  • ゆうちょ銀行

は事前確認が必須です。特にゆうちょ銀行は他の銀行と比べて手続きの手順や必要書類が特殊なため事前の確認が必須です。

② 本籍地を「転籍順」に辿る

戸籍は一般的に新しい古いの順で辿る必要があります。死亡時から出生までを遡りながら取得します。

③ 法定相続情報一覧図を必ず作る

銀行・不動産手続きで何度も使えるため、書類の簡略化に大きく役立ちます。

■ まとめ|戸籍不足は相続手続きの最大の落とし穴

  • 戸籍が1通足りないだけで手続きは止まる
  • 銀行ごとに必要書類が違う
  • 北九州市は本籍移動・改製戸籍が多く複雑
  • 自分で正確に集めるのはハードルが高い

戸籍集めは「できそうでできない」作業の代表格です。

■ 銀行相続で戸籍に不安がある方へ

行政書士74事務所では、北九州市門司区を中心に、銀行相続手続きの専門サポートを行っています。

  • 戸籍収集(出生〜死亡まで)
  • 法定相続情報一覧図の作成
  • 相続関係図の作成
  • 銀行提出書類の作成
  • 出張相談無料
  • 平日夜間・土日も対応可

当事務所は、北九州市で唯一、銀行相続手続きに専門特化した行政書士事務所です。
これまで5年にわたり、北九州市や下関市の銀行を中心に、数多くの相続手続きをサポートしてまいりました。

相続書類の準備から窓口での解約手続きまで、専門家が一貫して対応いたします。
ご不安を解消し、確実に相続手続きを完了させたい方は、どうぞ安心してお任せください。

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