【北九州】高齢の親の代わりに銀行相続を進めたいときの注意点|行政書士が実務目線で解説

北九州市では、高齢の親の代わりに銀行相続の手続きを進めたいという相談が非常に多く寄せられています。門司区・小倉北区・八幡東区などでは高齢化が進んでいるため、「銀行まで連れて行くのが難しい」「書類が読めず手続きできない」という状況が増えています。

しかし、銀行相続は“本人の意思確認”が基本であり、家族が代わりにできること・できないことが明確に分かれています。

本記事では、北九州の銀行実務を踏まえながら、高齢の親の代わりに銀行相続を進める際の注意点を行政書士の視点から分かりやすく解説します。

北九州市で銀行相続の手続きが必要な方へ

✔ 忙しくて役所・銀行に行く時間がない
✔ 必要書類が多くて準備できない
✔ 相続人が遠方で手続きが進まない
✔ 専門家に全て任せたい

このようなお悩みは、当事務所がワンストップで解決します。出張費無料で北九州全域に対応しています。

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目次

■ まず前提 銀行相続は「相続人本人」が原則

銀行相続は、預金名義人が亡くなった後、相続人全員で書類を整える必要があります。つまり、相続人である高齢の親が相続人の1人である場合、原則として書類の署名・押印は親本人が行う必要があります。

ただし、次のような状況では家族が代わりにサポート可能です。

  • 親が外出困難
  • 手が震えて署名が難しい
  • 親のみで銀行に行くのが危険
  • 書類や制度が理解できない

ただし、銀行は「親の意思が確認できているか」を最重要視します。

■ 注意点① 家族が勝手に代行はNG。必ず“委任状”が必要

北九州の銀行(北九州銀行・西日本シティ銀行・福岡銀行など)は、家族が手続きをする場合 必ず“本人署名捺印の委任状” を求めます。

● 委任状で可能になること

  • 相続届の提出
  • 書類の代理提出
  • 必要書類の問い合わせ
  • 残高証明書の発行
  • 取引履歴明細書の発行

しっかりと委任する内容を詳細に記載しておくことがポイントです。

● 委任状では不可能なこと

  • 相続口座の解約
  • 相続人本人が意思確認できない状態での代行

銀行は、相続に関する解約・払戻しについては非常に慎重に対応します。相続口座については、親の他に相続人がいれば相続人全員の委任状やその他書類が必要となります。

■ 注意点② 認知症がある場合は“手続き不可”になる

北九州市の銀行では、認知症の疑いがある場合、銀行が手続きをストップするケースが多い です。

次のような状態だと、委任状だけでは手続きできません。

  • 会話が成り立たない
  • 住所・日付が分からない
  • 何の手続きか理解できない
  • 医師の診断書に「判断能力低下」の記載がある

この場合、銀行側は成年後見制度の利用を案内し、家族が手続きを進めることはできません。

■ 注意点③ 相続人全員の署名・押印が必要

高齢の親が“相続人”であっても、相続は相続人全員で行う必要があります。

  • 他の兄弟
  • 亡くなった人の配偶者
  • 代襲相続人(孫など)

これら全員の署名・押印が必要となるため、遠方の兄弟との連絡調整が課題になるケースが非常に多いです。

行政書士が間に入ると、署名書類の郵送管理をすべて行えるため、家族の負担が大きく減ります。

■ 注意点④ 高齢の親が銀行に行けない場合の対処方法

① 親の署名入り“委任状”で家族が代理

まだ軽度の認知症で署名ができる場合に有効です。

② 行政書士を代理人にする

委任状があれば、行政書士が

  • 各銀行との連絡
  • 相続届提出
  • 戸籍収集
  • 必要書類作成
    をすべて代行できます。

③ 銀行の「訪問サービス」を利用

北九州銀行や一部の金融機関には、事情に応じて訪問対応してくれるケースもあります。(※事前相談必須)

④ 成年後見制度の利用(判断能力が低い場合)

重度の認知症など、本人が委任状を書けない場合は家庭裁判所の手続きが必要になります。

■ 注意点⑤ “通帳やカードを預かっているから大丈夫”は危険

よくある相談がこちら

「普段から親の通帳とカードを預かっていたので、私が引き出しても良いですよね?」

これは原則NG(無権代理)となる可能性があります。

死亡後に「不正出金では?」と疑われ、相続手続きで問題になることがあります。

■ 北九州市の銀行でよくあるトラブル例

● 書類不足で2〜3回銀行に通う

北九州の銀行は書類確認が丁寧なため、不備があるとその日に手続きが進みません。

● 兄弟が多い家庭で意見がまとまらない

北九州の家族構成は兄弟人数が多い世代が多く、話し合いが難航することがあります。

● 高齢の親が署名できず、後見制度になる

軽度と思っていたが、銀行で意思確認ができず手続き中断した事例もあります。

■ まとめ

高齢の親の代わりに銀行相続を進める際は、「家族だからできるだろう」と思って動くと必ずトラブルになります。

重要なのは、
① 委任状があるか
② 親の判断能力があるか
③ 相続人全員の同意が取れるか

の3点です。

事前に上記3つの確認と準備をして、親の相続手続きをサポートしてみましょう。

銀行の相続手続きを“すべて任せたい”方へ

北九州市で「書類の準備が大変」「銀行に行く時間がない」「家族が高齢で代わりに動けない」とお困りの方は、行政書士74事務所の銀行相続手続き代行サービスをご利用ください。

当事務所では、

  • 戸籍収集
  • 相続関係説明図の作成
  • 遺産分割協議書の作成
  • 各銀行とのやり取り
  • 相続届の提出
  • 必要書類の作成・収集
  • 相続人間の書類の郵送管理

    など、面倒な手続きをすべて一括で代行します。

北九州市門司区の事務所を拠点に、北九州銀行・西日本シティ・福岡銀行・ゆうちょ銀行など、地域金融機関の実務に精通しており、「外出不要・最短ルート」で確実にサポートいたします。

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