【2025年版】相続手続きで銀行から追加書類を求められた理由と対応方法 北九州・下関

ようやく必要書類を揃えて銀行に提出したのに、「追加で書類をお願いします」って言われた…

相続手続きで多くの人が直面する、ちょっとした落とし穴です。

初めての相続手続きでは、「これだけで足りるはず」と思っていた書類に不備があったり、銀行独自のルールで思わぬ追加提出を求められることがあります。

ですが、慌てる必要はありません。

この記事では、なぜ追加書類が求められるのか、その理由と対処法、よくあるパターンを初心者にも分かりやすく解説します。

最後まで読めば、次の一手が見えて安心できるはずです。

目次

1. 「追加書類をお願いします」と言われた理由とは?

銀行が追加書類を求めてくる背景には、大きく3つの理由があります。

(1)本人確認や相続人の特定に不備がある

  • 戸籍謄本に抜けがある
  • 相続人の関係が証明しきれていない
  • 書類のコピーではなく原本が必要だった

(2)銀行独自の確認書類が必要だった

  • 相続届とは別に「銀行指定のフォーマット」がある
  • 署名や印鑑の不備(認印・訂正印など)
  • 通帳が見つからず、口座確認書類が必要になった

(3)状況に応じた“個別ケース”が発生した

  • 相続放棄をした人がいる
  • 遺言書の内容が不明確
  • 相続人に未成年者や行方不明者がいる

2. 銀行からよく求められる“追加書類”パターン集

【A】戸籍関係の追加提出

「出生から死亡までの戸籍が必要」と言われたけど、どこか抜けていた…

追加で必要になるもの
  • 古い戸籍(改製原戸籍・除籍謄本)
  • 戸籍の附票(住所の履歴)
  • 相続人全員分の戸籍を揃え直し
対処法

戸籍は本籍地の市区町村役場で取得します。遠方の場合は郵送請求も可能。

市区町村に「相続手続きに必要な一式を取りたい」と伝えるとスムーズです。

【B】印鑑証明書や本人確認書類に関する追加

「印鑑証明が古すぎる」「住所が一致していない」など

追加で必要になるもの
  • 発行から3ヶ月以内の印鑑証明書
  • 最新の本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票(旧住所と一致させるため)
対処法

再取得が必要です。特に印鑑証明は有効期限があるため、手続き直前に取得しましょう。

【C】遺産分割協議書に関する追加

「相続人の印鑑が違う」「署名が足りない」「訂正の仕方がNG」など

追加で必要になるもの
  • 協議書の訂正または再作成
  • 相続人全員の実印捺印+印鑑証明書再提出
対処法

協議書にミスがある場合は、新しく作り直す方が早くて確実です。訂正印を使う場合は、訂正のルールに従う必要があります(全員が訂正印を押すなど)。

【D】遺言書がある場合の追加

「公正証書遺言だから大丈夫と思ってたのに、確認書類がいると言われた…」

追加で必要になるもの
  • 公正証書遺言の写しと証明書
  • 遺言執行者の同意書
  • 検認済証明書(自筆遺言の場合)
対処法

遺言の種類に応じて、家庭裁判所での「検認」や公証人役場での「証明書取得」が必要になります。

3. 追加書類が必要になったときの正しい対処手順

ステップ1 銀行からの指示内容を正確に把握する

  • 電話で言われたことをメモする
  • できれば書面やメールでの案内を依頼する
  • 「何が」「どの書類に」不備があったのかを明確にする

ポイント
銀行によって呼び方が異なることがあります。曖昧な点は遠慮せず質問しましょう。

ステップ2 必要な書類を役所や公的機関で取得

  • 市区町村役場(戸籍・印鑑登録証明・住民票など)
  • 家庭裁判所(検認関係)
  • 公証人役場(遺言関連)

ステップ3 書類を揃え直して再提出

  • 全部揃ってから提出するのがベター
  • 可能ならコピーを手元に残す
  • 銀行窓口に持参する際は「再確認してもらう」気持ちで相談を

4. よくあるQ&A

Q1. 銀行によって必要書類が違うの?
→ はい、微妙に異なります。独自の様式や厳格な確認がある銀行も多いため、銀行ごとの案内を最優先に。

Q2. 何度も通うのが大変。郵送やオンライン提出はできる?
→ 一部の銀行では郵送対応可ですが、初回提出や最終確認は窓口が必要な場合が多いです。相談すれば柔軟に対応してくれることもあります。

Q3. 相続人の中に遠方の人がいて署名が揃わない!
→ 郵送で協議書を回覧し、実印を押してもらう方法で対応可能です。早めに段取りを立てましょう。

5. トラブルを防ぐための予防策

・書類は、まとめて取得する(戸籍・住民票・印鑑証明など)
・銀行の案内はメモ or PDFで残す
・書類は、原本かコピーかを確認する
・相続人全員と事前に情報共有しておく

6. まとめ 追加書類は“トラブル”ではなく“確認の一環”

銀行から追加書類を求められると、「面倒だな」「何が悪かったの?」と不安になるかもしれません。

でも、それは手続きをきちんと進めるための“確認作業”の一部。一つずつ丁寧に対応すれば、必ず前に進めます。

チェックポイントまとめ
  • 自分だけで抱えず、家族と情報を共有するのも大切
  • 不備や不足があっても焦らず銀行に確認
  • よくある追加書類を知っておくと準備がラク
  • 銀行の担当者に相談すればヒントが得られる

相続手続きは、故人の財産を正しく受け継ぐための大切なステップ。

追加書類もその一部と捉えて、前向きに進めていきましょう。

必要書類の収集はお任せ下さい!銀行の相続手続き代行サービス

当事務所は、北九州市門司区を中心に、銀行の相続手続きに特化したサポートを行っております。

「相続手続きが難しくて進められない」「相続手続きをできるだけ早く完了させたい」とお考えの方は、お気軽に当事務所までご相談ください。

当事務所では、銀行の相続手続きに特化した専門的な支援を行っており、北九州市内で唯一、銀行相続手続きに専門特化した行政書士事務所として実績を積んでおります。

これまで約5年間、北九州市および下関市内のほとんどの銀行で手続きをサポートして参りました。

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