自動車の所有権留保解除(名義変更手続き) 手順と必要書類

こんにちは。当事務所は北九州市門司区にある行政書士事務所です。

自動車の名義変更や所有権解除など、お車に関する各種手続きを代行・サポートしております。

門司警察署から徒歩3分の好立地にあり、門司区はもちろん、下関市のお客様にも迅速に対応可能です。

今回は、お客様からご相談の多い「自動車の所有権留保の解除手続き」について、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

■ 所有権留保の解除とは?

◆ 所有権留保とは?

自動車をローンで購入した際、車検証の「所有者」欄に自分の名前ではなく信販会社や販売店の名前が記載されていることがあります。

これは「所有権留保」という制度で、ローンが完済されるまで車の所有権を販売側が保持する仕組みです。

つまり、車は日常的に使用できますが、「正式な持ち主(所有者)」はローン会社という状態なのです。

◆ なぜ所有権解除が必要なの?

ローンを完済しても、手続きをしなければ所有者は信販会社のままです。そのままだと次のような問題が起きます。

  • 車を売却できない
  • 廃車にできない
  • 相続手続きが進められない
  • 名義人が違うため、法的に不備が生じることがある

さらに、道路運送車両法では、所有権の変更があった場合、15日以内に名義変更の届け出をしなければならないと定められています。

そのため、ローン完済後は速やかに所有権の解除手続きを行う必要があるのです。

■ 所有権解除の手続き方法

◆ どこで手続きをするの?

手続きは、ローン契約を結んだ信販会社(もしくは販売店)で行います。

信販会社の種類や連絡先が分からない場合は、車を購入したディーラーに問い合わせると案内してもらえます。

信販会社により手続き方法や必要書類は異なりますので、まずは確認しておくとスムーズです。

■ 一般的に必要な書類一覧

以下は、所有権解除に必要となる書類の一般的な例です。

種類内容
①車検証の写し現在の所有者・使用者が記載されたもの
②所有権解除依頼書(または残債照会依頼書)所有権解除を申し込む書類。信販会社が用意している場合もあり
③運転免許証の写し本人確認用
④住民票または印鑑登録証明書現住所確認に使用
⑤ローン完済証明書ローンの支払いが終了していることを証明
⑥自動車税納税証明書自動車税の支払いが完了していることを示す

◇ 特別な場合に必要な書類

以下の書類は、状況によって必要になります。

種類内容
⑦委任状代理人が手続きする場合に必要
⑧住民票の除票または戸籍の附票車検証の住所と現在の住所が違う場合に必要
⑨遺産分割協議書相続による名義変更時に必要

■ 手続き後に送付される書類

信販会社で所有権解除の申請を行い、内容が確認されると、以下の書類が郵送されます。

  • 譲渡証明書(信販会社→本人)
  • 信販会社の印鑑登録証明書

これらの書類は、所有者を変更するための法的な証拠となる重要な書類です。大切に保管してください。

■ 運輸支局での名義変更手続き

◆ 新たな所有者(あなた)が準備する書類

譲渡証明書などを受け取ったら、次は運輸支局で名義変更(移転登録)手続きを行います。その際に必要な書類は以下の通りです。

種類内容
①車検証現在の車検証
②旧所有者の譲渡証明書信販会社から送付されたもの
③旧所有者の印鑑登録証明書旧所有者(信販会社)のもの。3か月以内の発行が有効
④旧所有者の委任状旧所有者(信販会社)の名義変更手続きの委任状
⑤新所有者の譲渡証明書旧所有者と同じ書面(下欄)に記載
⑥新所有者の印鑑登録証明書新所有者(あなた)のもの。3か月以内の発行が有効
⑦申請用紙(OCR1号様式)運輸支局にあります
⑧手数料納付書運輸支局にあります
⑨自動車税申告書運輸支局にあります

◇ 状況によって必要な追加書類

  • 車庫証明書(保管場所証明書)普通車は右記に関わらず必要(住所が変わる場合や他地域からの移転時など)
  • 住民票(車検証と現在の住所が異なる場合)
  • 住民票の除票または戸籍の附票(引越しなどで住所履歴が必要な場合)
  • 戸籍謄本(結婚等で氏名変更があった場合など)

■ 所有権留保解除 手続きの流れ

STEP
ローン完済
STEP
信販会社に連絡(必要書類の確認)
STEP
書類の準備・提出
STEP
信販会社から譲渡証明書等が送られてくる
STEP
運輸支局で名義変更手続き
STEP
所有者欄が新所有者(あなた)に変更されて完了

■ よくあるご質問(FAQ)

信販会社の営業は平日だけですか?

多くの信販会社は平日のみ対応しています。電話や郵送でのやり取りが必要になるため、平日に時間を確保する必要があります。

所有者を変更しないまま車を売却できますか?

できません。所有権が信販会社のままでは、法的に売却や譲渡、廃車ができません。必ず所有権留保解除手続きを行いましょう。

信販会社が倒産・廃業していた場合は?

その場合でも、手続きが可能なケースがあります。まずは販売元のディーラーや管轄の運輸支局、または専門家にご相談ください。

■ まとめ

  • 自動車の所有権留保解除とは、ローン完済後に信販会社から正式に車の所有権を移す手続きです。
  • 書類の準備や信販会社とのやり取り後、運輸支局で名義変更手続きが必要です。
  • 所有者変更をしないと売却や廃車などの手続きに支障が出ます。
  • 手続きは早めに、そして確実に行うことが大切です。

お手続きに不安がある方、平日に動くのが難しい方は、ぜひ当事務所にご相談ください。専門家が迅速・丁寧・確実にサポートいたします。

■ 行政書士による代行サポートのご案内

お仕事や家事などで忙しく、平日に時間が取れない方や書類の準備に不安がある方のために、当事務所では自動車の名義変更手続きの代行サービスを行っております。(信販会社でローン完済証取得後の、運輸支局での手続きになります。)

【当事務所の特徴】

  • 門司区・下関市に迅速対応
  • 平日お忙しい方でもOK
  • 丁寧で親身な対応
  • 必要書類の案内から提出代行までワンストップ

📞 お問い合わせは今すぐ!

北九州市門司区の行政書士事務所 門司警察署より徒歩3分
お気軽にご相談くださいませ。

Request Flow

ご依頼の流れ

STEP
お問い合わせ

お電話・LINE・下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

※LINEでは簡単に相談、手続きできるのでおすすめです。
(①氏名 ②電話番号 ③自動車登録手続き希望の旨 をチャットにメッセージ下さい。)

STEP
着手金のお支払い

原則、代行手数料と法定費用を前払いでお支払いいただいております。

※ご事情のある方は事前にご相談頂ければ臨機応変にご対応します。

STEP
業務の開始

着手金のお振込みの確認ができ次第、業務を開始(書類の作成)をします。

※ご事情のある方は事前にご相談頂ければ臨機応変にご対応します。

STEP
必要書類の郵送(当事務所→お客様)

お客様との書類のやりとりは、郵送で行います。

申請書類を準備するため、「必要書類リスト」と「関係書類」をレターパックでお客様に郵送します。

※お急ぎの場合は、ご自宅にお持ちすることも可能です

STEP
必要書類の記入・準備

お客様に必要書類リストに従って、公的書類の準備と必要事項の記入をしていただきます。

STEP
必要書類の郵送(お客様→当事務所)

必要書類の準備ができましたら、当事務所に郵送していただきます。

●送付先
〒801-0841
福岡県北九州市門司区西海岸二丁目1番2-704号
行政書士74事務所 宮村 宛

STEP
運輸支局で登録手続き

当事務所が管轄の運輸支局で登録手続きを代行します。

STEP
最終報酬額のお支払い

自動車登録手続き完了のご連絡をします。

着手金以外に負担のあった実費や交通費をお支払いして頂きます。

STEP
納品

車検証及び手続きに関する書類を一式お客様に郵送します。

FAQ

よくある質問

事務所の概要を教えてください

福岡県北九州市に地域密着の行政書士74事務所が運営しています。

事務所は、JR門司港駅より徒歩10分、門司警察署から徒歩3分の立地にございます。

相談するには費用が掛かりますか?

弊所は北九州市・下関市にお住まいの方の相談は完全無料で行っております。

必要書類を教えて下さい。

当事務所へのご依頼の際の、自動車登録の必要書類は下記リンクをご覧ください。

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銀行口座振込でお支払いいただいております。

西日本シティ銀行 北九州営業部 (普)3648119 口座名義 行政書士74事務所 宮村 光

門司区以外に住んでいます。依頼は可能ですか?

はい、門司区以外のご依頼もご対応可能です。

中古販売店からの依頼は受け付けていますか?

はい。中古販売店様、正規ディーラー様からのご依頼も受け付けております。

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