相続手続きを放置するとどうなる?3つのリスクと対処法を解説 北九州・下関

「親が亡くなったけど、特に財産もないし、相続手続きはそのままでいいかな…」

そんな風に考えて、相続の手続きを放置していませんか?

実はそれ、とても危険です。

相続手続きを放置していると、後々大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

特に、相続の基本を知らないまま放置すると、「知らなかった…」では済まされない深刻な事態に発展することも。

この記事では、相続手続きを放置することで生じる3つの大きなリスクについて、初心者の方でもわかりやすく解説します。

これを読めば、「とりあえず放置」は絶対に避けたい理由がきっと理解できるはずです。

目次

そもそも「相続手続き」って何をするの?

相続手続きとは、亡くなった人(被相続人)の財産や義務を、家族や親族(相続人)が引き継ぐために行う一連の作業のことです。

主な手続きには以下のようなものがあります。

  • 戸籍の取り寄せ(誰が相続人かを確認)
  • 遺産の調査(預金・不動産・借金など)
  • 相続人全員で遺産分割の話し合い(協議)
  • 不動産の名義変更
  • 銀行口座の解約・名義変更
  • 相続税の申告・納付(必要な場合)

「やることが多くて大変…」と感じるかもしれませんが、だからといって放置してしまうと、取り返しのつかないリスクが発生します。

リスク① 不動産の名義変更を怠ると大損する可能性がある

親が亡くなった後、そのまま実家に住み続けている方は少なくありません。

「名義変更なんて後でいいや」と思っている人も多いですが、これは非常に危険です。

名義変更をしないと…

  • 不動産が売却できない
  • 将来的に家族間で揉める原因になる
  • 登録免許税や手続き費用が増える可能性がある
  • 期限内に手続きをしないと過料の対象になる

例えば、名義変更をしないまま何年も放置していると、相続人が亡くなってその子ども世代に引き継がれることがあります。

そうなると、相続人の数が増えて、遺産分割協議がさらに複雑化するのです。

また、売却を考えたときに「今すぐ売りたい!」と思っても、名義変更していないと売ることすらできません。

リスク② 借金も相続されてしまう

相続は、財産だけでなく借金(負の遺産)も引き継ぐことを知っていますか?

親に借金があった場合、それを知らずに相続を放置すると、気づいたときには法的に返済義務が発生してしまっているというケースがあります。

どうすればいいの?

相続開始(=亡くなったことを知った日)から3か月以内であれば、以下の選択肢が取れます。

  1. 単純承認 すべての遺産(プラスもマイナスも)を引き継ぐ
  2. 相続放棄 一切の相続を放棄する
  3. 限定承認 プラスの財産の範囲内で借金を引き継ぐ

この「3か月ルール」を過ぎてしまうと、自動的に「単純承認(すべて相続する)」と見なされる可能性があります。

つまり、借金があったらその返済もあなたの責任になるということです。

リスク③ 相続税の申告期限を過ぎるとペナルティがある

相続税は、すべての人が払うものではありません。

相続する財産が基礎控除額(3000万円+600万円×法定相続人の数)を超えた場合にのみ申告・納税が必要です。

しかし、「うちは相続税なんて関係ない」と思っている人こそ注意が必要です。

相続税の申告期限は?

被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に、相続税の申告と納税をしなければなりません。

これを過ぎるとどうなるかというと…

  • 延滞税加算税が課される
  • 税務調査の対象になりやすい
  • 場合によっては罰則が科せられることも

不動産を複数持っていたり、生命保険の受取額が多かったりすると、意外と基礎控除額を超えるケースもあります。

放置していて気づいた頃には手遅れ…ということもあるのです。

「とりあえず何もしない」は一番危険

相続手続きは、手間も時間もかかるため、つい後回しにしてしまいがちです。

しかし、「とりあえず放置」はもっとも避けるべき行動です。

特にリスクが大きいのは以下の3つ。

リスク放置すると起きること
不動産の名義変更売却・活用ができない/争族リスク
借金の相続返済義務が発生する可能性
相続税の申告漏れ延滞税・加算税・罰則の対象

どうすればいい?まずはこれをやろう!

相続手続きに不安を感じたら、まず以下のステップから始めましょう。

  1. 戸籍を集めて相続人を確定する
  2. 遺産(財産・借金)を洗い出す
  3. 相続人全員で話し合う
  4. 必要に応じて専門家に相談する(司法書士・税理士・行政書士など)

専門家に相談することで、余計なトラブルや損失を避けることができます。

特に、相続税の申告や借金が絡むケースは、プロの判断が非常に重要です。

まとめ 相続手続きを放置する前に知っておくべきこと

相続手続きを放置しても、自然に解決することはありません。

むしろ、放置すればするほどリスクは増えていきます。

この記事で紹介した3つのリスクをおさらいしましょう。

  • 不動産の名義変更をしないと売却できず、相続人間のトラブルの元に
  • 借金も相続されるので、3か月以内の判断が重要
  • 相続税は10か月以内に申告しないとペナルティがある

相続は「今すぐ必要じゃないから…」と放置しがちですが、早めの行動こそが一番のリスク回避になります。

少しの手間で、大きな損失やトラブルを未然に防げるので、「何をすればいいかわからない」と悩んだら、まずは専門家に相談することをおすすめします。

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