【北九州】遺言書の作り方を行政書士がわかりやすく解説|初心者向け完全ガイド

「もしもの時に家族が困らないようにしたい」
「子どもたちが揉めないようにしておきたい」
「財産が少なくても遺言書は必要?」

遺言書に関するご相談は、北九州市門司区・小倉北区・八幡西区、そして下関市でも年々増えています。しかし、実際には「遺言=お金持ちだけのもの」という誤解も根強く、多くの方が準備を後回しにしてしまうのが現状です。

この記事では、遺言書を初めて検討する方でも安心して理解できるように、ポイントをやさしく解説します。行政書士としての実務経験を踏まえた注意点も交えてまとめています。

※今すぐ遺言書作成のお悩みを解決したい方は、下記サイトよりお問い合わせくださいませ。

目次

■ 結論|遺言書があるかどうかで相続手続きは“全く別物”になる

遺言書があると…

✔ 相続人同士の話し合い(遺産分け協議)が不要

✔ 手続きが驚くほど早く終わる

✔ 家族の負担が大幅に軽くなる

✔ 誰に何を渡したいかが明確に伝わる

✔ 争いになりやすい財産(不動産・預金)がスムーズに処理できる

逆に、遺言書がないと…

  • 相続人全員で話し合う必要がある
  • 忙しい人・遠方の相続人がいると手続きが止まる
  • 銀行相続や不動産名義変更に時間がかかる
  • 意見が合わず、関係悪化につながる
  • 最悪、相続放棄や調停になるケースも

実務では 「遺言書があっただけで、家族の負担が半分以下になった」 というケースが多くあります。

■ 遺言書には大きく3つの種類がある

① 自筆証書遺言(いちばん身近で書きやすい)

  • 自分で紙に書いて作成
  • 費用がかからない
  • 好きなタイミングで作れる

ただし…

  • 字が読みにくい
  • 日付が抜けている
  • 財産の表示が曖昧
  • 相続人の特定が不完全

など小さなミスで “無効” になることが多い のがデメリットです。

さらに、家庭裁判所の「検認」手続きが必要で、これが1〜2ヶ月かかることが一般的です。

② 公正証書遺言(もっとも安全・確実)

  • 公証役場で作成
  • プロが内容をチェックしてくれる
  • 紛失の心配なし(役場が保管)
  • 即日で効力があり、検認不要

費用は財産の評価額と受贈者の数で変動しますが、確実性・家族の負担軽減という点では最も優れた方法です。

北九州の場合

  • 小倉公証人合同役場
  • 八幡公証人合同役場

    下関の場合
  • 下関唐戸公証役場

    が主な窓口です。

③ 遺言書保管制度(近年急増)

  • 自筆で書くが、法務局が保管してくれる
  • 検認が不要になる
  • 紛失の心配なし
  • 費用は3,900円と安い

「自筆証書」と「公正証書」のいいとこ取りですが、書き方のミスは自分で防がなければならず、相談が増えている分野です。

■ 遺言書が必要な人の特徴(当てはまれば作成をおすすめ)

✔ 不動産を持っている人

(家・土地・マンション・駐車場など)

✔ 相続人が複数いる人

(子ども、兄弟、親など)

✔ 事実婚・再婚・前婚の子がいる人

✔ 預貯金が複数の銀行にある人

✔ 子どもがいない夫婦

✔ 家族に障害のある人がいる

✔ 相続人同士の関係が複雑・疎遠

実務では、相続トラブルの多くは“財産の多さ”ではなく“関係性”から起きています。

■ 実務で本当に多い「遺言書のミス」7選

① 相続人の名前が正式な表記と違う

→ 住民票・戸籍と一致していない

② 不動産の表示が曖昧

→ 「家」ではなく登記簿の表記が必要

③ 預金の特定が不十分

→ 「○○銀行の預金を長男へ」では不明確

④ 署名が本文と一致しない

→ 旧姓のまま、フルネームでないなど

⑤ 財産を渡す相手が「愛称」

→ 「孫の◯◯ちゃん」では特定できない

⑥ 遺言書を複数作成してしまい、どれが最新かわからない

→ 家族が混乱する原因になります

⑦ そもそも書いた場所がわからなくなる

→ 自筆証書遺言の紛失トラブルは非常に多い

■ 遺言書を書くときのポイント

(これを守ると失敗しない)

① 相続人を“氏名+生年月日”で特定する

これが最重要です。

② 財産の表示はできる限り正確に

  • 不動産 → 登記事項証明書のまま記載
  • 預貯金 → 銀行名/支店名/口座番号
  • 株式 → 証券会社名/保有数

③ 必ず日付・署名・押印を入れる

ひとつでも欠けると無効になります。

④ 家族へのメッセージ(付言事項)を入れる

法律上の効力はありませんが、争い防止にとても有効。

■ 北九州エリアで遺言書を作る際の流れ

  1. 財産・家族関係の整理
  2. 遺言の内容を検討
  3. 必要書類の準備
  4. 自筆 or 公正証書 or 法務局保管の選択
  5. 作成
  6. 保管と家族への伝え方

行政書士へのご相談は「①整理」〜「⑥保管」まで一貫してサポート可能です。

■ まとめ|遺言書は“家族への最後の思いやり”

遺言書は財産の多さに関係なく、家族に負担を残さないための最も優しい準備です。

北九州エリアでは高齢化に伴い、遺言の重要性が年々高まっています。

「まだ元気だから…」
「時間があるときでいいか…」

という方も多いですが、実務では“元気なうち”がベストタイミングです。

■ 行政書士74事務所の遺言サポート

(北九州市エリア対応)

  • 自筆証書遺言の書き方指導
  • 法務局保管制度のサポート
  • 公正証書遺言のフルサポート
  • 財産の整理
  • 相続人の確認
  • 文案作成
  • 面談や証人の手配
  • 出張対応(門司・下関は無料)

「どの方式が合っているかわからない」
「書いた遺言が正しいか不安」

という方は、ぜひ一度ご相談ください。

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