遺言を書かないとどうなる?実例でわかる相続トラブル|北九州の行政書士が解説

目次

はじめに

「うちは家族仲がいいから大丈夫」
「財産もそんなに多くないし揉めないだろう」

そう思って、遺言を書かずにそのままにしている方は多いです。

しかし実際には、“普通の家庭”ほど相続で揉めるというのが現場の実感です。

北九州でも、

  • 兄弟で話がまとまらない
  • 手続きが何年も止まる
  • 家族関係が悪化する

といったケースは珍しくありません。

この記事では、「遺言を書かなかったことで実際に起きたケース」をもとに、相続で何が起きるのかを分かりやすく解説します。

結論:遺言がないと「話し合い」が必要になり、それが最大のリスクになる

結論からお伝えします。

遺言がないと、必ず相続人全員で話し合いが必要になります。

これを遺産分割協議といいます。

そしてこの話し合いこそが、相続トラブルの原因のほとんどです。

実例① 「兄弟仲が良かったのに揉めたケース」

これは非常に多いケースです。

■ 状況

北九州在住のご家族
父が亡くなり、相続人は兄と妹の2人

財産は、

  • 預金:約800万円
  • 自宅(実家)

■ 最初の雰囲気

「仲良く分けよう」
「揉めることはない」

しかし問題は、不動産(実家)でした。

■ 起きたこと(相続人の意向)

  • 兄:実家に住み続けたい
  • 妹:公平に分けたい(現金化希望)

■ 結果

  • 話し合いがまとまらない
  • 数年放置
  • 関係悪化

最終的にはほぼ絶縁状態となりました。

■ ポイント

遺言があれば、

  • 「誰が不動産を取得するか」
  • 「代償金をどうするか」

を決めることができました。

仲がいい=揉めないではない

実例② 「手続きが進まず放置されたケース」

■ 状況

相続人が4人(兄弟)
それぞれ仕事・家庭があり多忙

■ 起きたこと

  • 連絡が取りづらい
  • 書類のやり取りが進まない
  • 誰も主導しない

■ 結果

手続きが3年以上放置

■ 問題

  • 銀行口座が凍結されたまま
  • 不動産も未登記
  • 二次相続リスク

時間が経つほど複雑化

■ ポイント

遺言があれば、一人で手続きが進められた

実例③ 「知らない借金が発覚したケース」

■ 状況

遺言なしで相続開始
預金を分けて手続き完了できたと思われたが、数ヶ月後…

■ 起きたこと

消費者金融からの請求

■ 内容

  • 借金:1000万円

■ 結果

相続人が支払うことになりました。

さらに、相続放棄できない(期限経過)

すでに他の財産を相続している(単純承認)

■ ポイント

遺言があっても防げないが、事前調査で回避できた。

実例④ 「不公平感から揉めたケース」

■ 状況

  • 長男:親と同居
  • 次男:遠方にお住まい

遺言はなしという状況。

■ 起きたこと(相続人の意向)

  • 長男「自分が面倒見たから多くもらうべき」
  • 次男「平等に分けるべき」

■ 結果

感情的対立が起こり、話し合い不成立となりました。(紛争性があると調停や裁判となり、多くの費用と時間が掛かった)

■ ポイント

遺言で意思を明確にしていれば防げた

実例⑤ 「相続人が増えてしまったケース」

■ 状況

相続手続きを放置したまま。

■ 起きたこと

  • 相続人の一人が死亡
  • さらに相続人が増える

■ 結果

手続きが一気に複雑化して、収拾がつかない状態となる。

なぜこうしたトラブルが起きるのか

理由はシンプルで、事前に家族内で相続の話し合いや準備ができていないからです。

遺言がない場合、

  • 法律(法定相続分)
  • 話し合い

で決めることになります。

しかし、人間関係・感情・事情が入ると、まとまらないということが起こりえます。

遺言があると何が変わるのか

遺言がある場合、話し合いが不要になります。

■ 効果

  • 手続きが早い
  • トラブル回避
  • 意思が反映される

“揉める余地”をなくすことができます。

ただし遺言だけでは不十分

ここも重要です。

遺言+調査が必要です。

理由は、

  • 財産の把握
  • 借金の確認
  • 実務対応

が必要だからです。

北九州でよくある特徴

  • 相続人が遠方にお住まい
  • 不動産を所有している
  • 相続人や財産の情報が整理されていない

上記はトラブルになりやすい特徴となります。

まとめ

遺言を書かないと、

  • 話し合いが必要
  • トラブルになる
  • 手続きが止まる
  • 借金リスク

そして最も重要なのは、「普通の家庭ほど揉める」ということです。

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「うちは大丈夫」と思っている方ほど、
実際にはトラブルになるケースが多いです。

遺言は、家族を守るための準備です。

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