亡くなった人の携帯電話はどうする?解約を急がない方がいい理由|北九州

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はじめに

「携帯電話って、すぐ解約した方がいいですよね?」

相続のご相談で、聞かれる質問です。
そして正直に言うと、この質問には少しだけ間を置きます。

気持ちは分かるんです。
使わないし、料金もかかる。
早く止めた方がいいように見える。

ただ…実務の感覚で言うと、
“すぐ解約”はあまりおすすめしない

むしろ、あとで困ることが多い。
少し意外に感じるかもしれませんが、現場ではよくある話です。

結論

亡くなった方の携帯電話は、
すぐに解約せず、1年程度は維持するのが現実的

理由はシンプルで、
相続手続きに必要な情報がそこに残っている可能性があるから

そしてもう一つ、
外部からの連絡を受ける窓口になるから

個人的には、「通信費」よりも「情報の価値」の方が大きいと感じています。

スマホは“情報のかたまり”

今のスマホって、ただの電話ではない。

  • 銀行アプリ
  • 証券口座
  • クレジットカード
  • サブスク
  • メール
  • SNS

ほぼすべての生活が詰まっている。

そして多くの場合、ログイン情報は本人しか分からない。

ここで解約してしまうとどうなるか。

確認できなくなる。

この影響、思っている以上に大きいです。

一番困るのは「ログインできない」問題

例えば、銀行や証券口座。

ログインIDやパスワードが分からない。
再発行しようにも、認証が必要。

その認証が、携帯電話に紐づいている。

SMS認証。
ワンタイムパスワード。

ここで詰まる。

「携帯があれば確認できたのに」
この状態、実際によくあります。

メールが見れなくなる影響

メールアドレスも重要です。

各種サービスの連絡先になっている。
重要な通知が届く。

これが見れなくなるとどうなるか。

気づかないまま期限が過ぎる。
未払いが発生する。

そして後から対応。

地味ですが、かなり影響が出ます。

債権者・債務者からの連絡

ここ、意外と見落とされがちです。

亡くなった後でも、取引先や関係者から連絡が来ることがある。

借入の確認。
未払いの連絡。
契約の更新。

こういった連絡が、携帯に来るケースもある。

もし解約していたら?

気づかない。

そして後から発覚する。

この流れ、できれば避けたいところです。

知人・友人からの連絡

もう一つは、人のつながり。

亡くなったことを知らない方から連絡が来る。
これは珍しくありません。

仕事関係の方。
古くからの知人。

携帯が残っていれば対応できる。
解約していると、それもできない。

ここは手続きとは別の話ですが、意外と大事な部分です。

北九州で実際にあったケース

北九州のご相談でも、こんなケースがありました。

アプリで銀行口座を管理しており、現在は通帳レスで、スマホで口座情報が確認できるようになっています。

そして早い段階で携帯を解約。
その後、銀行の手続きを進めようとする。

ログインできない。
認証が通らない。

結果、再設定に時間がかかる。
手続きが止まる。

「もう少し残しておけばよかった」
この一言につながる。

じゃあ、ずっと持ち続けるべきか

そういうわけでもありません。

ポイントは「タイミング」です。

相続手続きが一通り終わるまで。
目安として1年程度

この期間が一つの基準。

必要な確認が終われば、解約を検討する。
この流れが現実的です。

解約する前にやっておきたいこと

解約前にやっておくべきことがあります。

  • アカウントの確認
  • 必要な情報の整理
  • 連絡先の把握

これを済ませてから解約する。

順番が大事です。

「すぐ解約」はなぜ危険なのか

理由はシンプル。戻れないから。

解約してしまうと、その電話番号、そのWEB環境は基本的に復活しない。

あとから必要になっても、もう遅い。

だからこそ、少し余裕を持つ。
ここが重要です。

まとめ

亡くなった方の携帯電話。

すぐ解約したくなる気持ち、よく分かります。
ただ、実務では少し待つ方が安心。

情報の確認。
連絡の受け取り。

この役割が終わるまでは残しておく。

目安として1年程度。
この期間で整理していく。

個人的には、この判断が後の手続きを大きく左右すると感じています。

北九州で相続にお悩みの方へ

「何から手をつければいいか分からない」
その中に、携帯電話の扱いも含まれているかもしれません。

こういった細かい判断の積み重ねが、相続全体の進み方を変えます。

行政書士74事務所では、北九州市・下関市を中心に、
相続人調査や財産調査だけでなく、実務上の細かい判断についてもサポートしています。

いきなりご依頼という形でなくても大丈夫です。
ただ、早めに整理しておくことで、その後の負担が軽くなるケースが多い。

少しでも迷う部分があれば、そのタイミングで。
個人的には、その一歩が一番大事だと思っています。

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